Konica C35 E&L

 帰ってくるとCEOが「思案橋カメラに行った?」と聞くので腰が抜ける。この間PTAの九州サミットに行ったときに目ざとく見つけていたようで、その時には営業中であった由。その報告はすっかり記憶から欠落。
 200円のC35 E&Lを披露して、外殻部をクリンボーイで清掃。このシリーズ初代のC35は、約30年前にうちで、Yashica 35からレンジファインダー政権交代を果たしたカメラなり。いまだに父親は写りが気に入って手離せず、動態保存しているものである。
 C35E&Lは、その後継機種で、つや消しのクローム仕上げの軍艦部や漆黒のガッタパーチャ部に1974年の輝きが戻ってくると、なかなかに70年代気分に浸れるものである。中はぼろぼろモルトにかびさびの世界であるが、下の子の琴線に触れるところありや、しきりに空シャッターを切っている。
 検索してみれば、コニカのヘキサノンレンズの描写の優秀さとメインテナンスのしやすい構造を評価するページ多し。お値段からいえば「撮りっきりコニカ」なみであるのに、レンズは優秀、ある程度の露出制御も可能とくれば、支出効果曲線の面から問題ない程度にメインテナンスすれば、「撮りっきりコニカ」をはるかに凌駕するパフォーマンスを発揮するのは間違いないところである。たかさき もとひろさんの記載を参考にレストアを検討してみる。[カメラ]

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