林崎 良秀(監修):大規模ゲノム解析技術とポストシーケンス時代の遺伝子機能解析、中山書店

 まえがきを読んだだけで「買い」を直感する本。ただし、たった242ページで、ライブラリ作りからシークエンス、ファンクショナルジェノミクス、インフォマティクスの三位一体まで網羅する野心的な内容である。キモの部分しか取り上げられてないことは容易に想像される。帯書きに書かれている秘伝の「プロトコール集」として期待しすぎると、(筆者の購入した本の前所有者さんのように?)古本屋さんに売却せざるを得なくなる恐れあり。「マウスエンサイクロペディア」を読み解くための予備知識の書、というくらいの位置づけにしておくのが、正しい読み方かもしれない。[本]

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