「わーど、えくせるって何?」

 この間作製したお耳汚しのCD-RがCEOの山の手のお友だちの間で好評なのだそうである。ついでにジャケットやレーベルまで作れば(今のノリで言えば、たかが13 cm四角のグラフィックなど朝飯前なので)もっとすごい反響があったに相違ないが。
 そのうちのお一人は、ご主人に「いまどきパソコンでオンラインショッピングもできんようでは猿以下だ」と言われ、某大手量販店でパソコンを購入し、おまけでついてきたパソコン教室無限利用権を活用して「わーど、えくせる」の習得に余念がない由。推測するに、時価数百万のビオラダガンバを所有し、ピアノフォルテはブラインドタッチできる山の手のお友だちではあっても、あちらの方のタッチタイピングやマウスの操作はからっきしダメであろうから、パソコンスクールでは、コンピュータリテラシの習得―タイピングやかな漢字変換の練習にわーどを、マウスの練習にえくせるを用いた出来合いの家計簿ソフトなんかを使っているのではないかと思われる。
 CEOはインターネット徘徊の心得のある「猿並み」主婦であるが、残念ながらその「わーど、えくせる」なるものに触ったことがなく全然話題についていけなかったのが悔しいらしい。OpenOffice.orgをインストールしてお茶を濁しとけばよいものを、紺碧艦隊がスエズ運河攻撃中であったためつい返事がぞんざいになってしまったことを反省。

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