帰りてみれば、風呂の用意もしてなければ、雨戸も引いておらず。夕方前から外出し、10時を回っても帰ってこないとなると義理の叔母のところに泊りに行った可能性高し。
思いがけず訪れた独身の夜。この神様のプレゼントを如何に過ごすべきか。風呂を沸かしながら思いをめぐらせた末に、11時頃入浴しているところにご一行様帰宅。聞けばご近所に遊びに行って、つい「千と千尋の…」のTV放映にハマって動けなくなったらしい。
もしその時美女の背中でも流しながら独身の夜を謳歌していたなら、これはもう大変なことになっていたであろう。実に危ないところであった。と、実際には起こりえないことであるけれど、ついその極限の困惑を思考実験して一人笑ってしまうのであった。
