アングルファインダー

 Nikon F2で始まった駆け出しの頃は、ファインダーユニットを外せば上からフォーカススクリーンをのぞきこむことができ、実用上困らなかったのでアングルファインダーを買おうと思ったこともなかった。当時はそれほどおなかも出ていなかったのであろうが、大体Nikonのアングルファインダーを中古商品として見た記憶がない。これを書くためにNikonの希望小売価格表を見てアングルファインダー18,000円が製品としてラインアップされているのを確認したくらいである。
 S1proで、室見川川岸でツリフネソウを撮った時にはかなり苦しい体勢を我慢して撮っていて、川にはまってしまったこともあったが、それでもどうしても買わなければ、と必要性を痛感したり、カタログを調べたりするところまではいかなかった。
 Canonのアングルファインダーは、いつ頃であったか、レモン社@天神に出ていたのを購入したのであるが、実は中のネジが抜けていて、実用品としては使い方に多少の配慮が必要なのであった。で、それをロケカバンに入れておいて、新宿のホテルで取り出して見たら、重要な皿ネジ3本のうち2本が抜けてしまっていた。落ちた皿ネジを―まさに目を皿のようにして―カバンの底から見つけ出し、やっとの思いで固定し直したというのは実は内緒である。

本ブログではamazon associate広告を利用しています。