雨上がりの美しい夕焼けに

 たまらず飛び出し、田の神を撮影に行く。バッグから取り出したレンズが結露するほどの蒸し暑さ。薄明が終わるまで、ストロボも併用しいわゆるスローシンクロなどの方法で残照の光も入れながら、一時間ほど撮影。抜群のプロポーションの持ち主とお見受けしていたが、ふだんは帽子をすっぽりかぶってご拝顔あたわず。そこのところを夜陰に紛れ下から覗き込んで撮影したところ、慈悲ぶかきご尊顔の眼はうつろなりき。厨子王の身を案じつつ鳥追いせし安寿姫ならん。

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