筑豊地方の某市の昼の飲み屋街をスナップ

 1時間ほど早い到着なので、多香子カメラを手に路地を散歩。土門拳の名作「筑豊の子どもたち」から何年経ったのかは知らず、その当時の子どもたちが少子化ドーナッツ現象の街では山笠祭りの準備の主役であるようなり。
 ただし、今回は狭い裏路地から裏路地へと猫の子一匹いない迷路を彷徨。24枚撮りフィルムで48コマ撮れるので、夢中で撮ってもなかなかフィルム交換にならず。ちょっとしたデジカメ感覚である。ISO 400のフィルムで距離は4 mに固定、撮ったらすぐ巻き上げて、シャッタースピードは明るいところに出たら1/250、日陰に入ったら1/60にするというリズムさえつかめば、ある意味超高速AF機の速写感覚である。と言うのも、今の人差し指の感覚が、レリーズボタンを押してからオートフォーカスでフォーカスがあうまでのタイムラグを予測してレリーズボタンを押すのに慣れ切っているからで、予想外に早くシャッターが切れて焦る。
 Canon Demi EE17以降の36年のカメラの進化は何であったのかというくらいの快適さ。ただし、一応試験稼動なのでフィルム1本で切り上げる。

本ブログではamazon associate広告を利用しています。