今は昔、光磁気ディスクなる記憶媒体ありき。筆者が福岡に転職する時には、オリンパスの230 MBの外付けSCSIドライブを退職記念の品として寄贈して喜ばれた。ちょうど、フロッピーに収まりきらなくなりかかっていたフローサイトメーターのビッグデータの収容に使われ始めた時期なのであった。
そのMOドライブが今や絶滅危惧種になっているのは、この19年の情報量の爆発的増大からすれば、やむをえないことといえよう。高々640 MBでは、時代の先端の記憶メディア御三家フラッシュメモリディスク(〜256 GB)とSDXCカード(〜128 GB)とBlu-rayディスク(〜128 GB)には到底かなわない。そういう中でCD-RやDVDは、ドライブの下方コンパチビリティーで生き残っているということか。
4 MBのフラッシュディスクの便利さに会場内感心しきりであったのはもう12年近く前のことで、昨日も何の感動もなくプレゼンファイルをコピーしてお渡ししたのであった。それがテクノロジーの普及ということなのであろう。