CASIO BESIDE クロノグラフ レザーベルト

 久々にGENOさんのwebサイトにお邪魔して、クロノグラフの機能美を引き立てるライティングに感嘆した。
 それで、ステンレスシルバーできらきらしたベゼルであったり、皮革ベルトであったりするあたりに、ファッション性の重視を感じるのである。筆者にとってのクロノグラフの極北は、ジャックの着用していたMTM Special Ops Blackhawkである。必要な時以外には光を出さず反射もしない純粋黒体として存在し、さらに「緊急時に武器としての使用を考慮し、耐衝撃性に優れエッジを鋭角にした頑丈なベゼル」を装備しているのである。こういう時計の値打ちは、命がお金では買えない極限状態で決まるのであるから、筆者にはオーバースペックであることは言うまでもない。
 しかし、筆者が以前自転車で転倒して投げ出された時には、左腕のTimex Indiglo Chronographがアスファルトの路面の上を滑走しつつブレーキになったようなものである。頑丈な作りであるからベゼルに傷は残っていないが、ガラスには傷が残った。たとえ粉々に砕けても左手を守ってくれたらそれでよいわけだ。
 そういうわけで、この手の時計は武器とは言わないまでもプロテクタと考えて、傷が入ろうが砕けようが一向に惜しくない積りで使うのが実戦的であるという結論に至るのである。暗所での視認性の良さ、頑丈さ、メインテナンス性の良さなどの点でTimex Indiglo Chronographはなかなか良い線をいっていて、心配なのは筆者が電池交換するときに開閉した裏蓋の気密性能くらいのものである。Ricoh ATRANTAも負けないくらい良いけれど、暗所では蓄光塗料の塗られた長短針がぼーっと光るだけなので、Indigloの視認性の高さに慣れてしまうとやや不満がある。Timexの現行モデルにミリタリーモデルがないのは残念というか、まあともかく、お給料日から1週間もしないうちにメインバンクの口座残高がマイナス5ケタとなっている現状では、財布の紐を緩めようにも…ということなのである。
 

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