KVMにつないだレガシーなワークステーションの起動

 4ポートのKVMスイッチにCompaq evo W-8000とDell PowerEdge SC1420もつないだ。キーボードとマウスは一組あればよくて、名機digitalロゴ入りの日本語PS/2キーボードをPS/2-USBアダプタを介したのと、Kensington Expert MouseをそれぞれKVMのUSBポートに入れている。ワークステーションへはKVMVGA端子から付属VGAケーブル2本でつなぐのであるが、1本にはUSBケーブルが出ていてもう1本にはaudio input/outputケーブルを内蔵した特殊なペアである。これらケーブルのそれぞれのコネクタをVGA端子とUSBポート、audio in/out端子につなぐわけで、従来のCPU切替機よりもケーブル周りがすっきりしてよろしい。ただし、このケーブルをなくすようなことがあるとKVMそのものが使えなくなるので要注意である。というわけで、ワークステーションの方はUSBキーボード/マウスの使用が前提となる。
 というわけで、PS/2キーボード/マウスを外して持ってきたワークステーションには不都合が発生するわけである。
 evo W-8000は「PS/2ポートにキーボードが見つかりません」エラーでブート途中でストールする。BIOS設定でブート時のキーボードスキャンをOFFることもできそうになく、やむを得ずPS/2キーボードにHHK liteを挿しておく。これで起動させると、その後はUSBポートのキーボードが使えるので、これまで通り極上のタッチのdigitalのキーボードを使えるわけである。思うに、もったいないけれどHHK liteを解体して最低限PS/2キーボードとして認識させられるだけの基板を取り出すと、セキュリティチップとして使えるかもしれない。といっても、PS/2キーボードをつなげば簡単に回避される、たあいのないものであるが。
 PowerEdgeの方は、もともとPS/2キーボード/マウスで使われていたものであるが、つなぎ替えただけでUSBキーボードを認識してくれたが、USBマウスは認識されず。BIOSでレガシーなPS/2マウスを使用しない設定にして無事USBマウスを認識するようになった。
 これで4台のワークステーションを切り替えて使えるわけであるが、急に初夏の陽気になったので、さすがに4台まとめての排気でエンジンルームの気温が5℃は高くなるのが問題である。[Momonga Linux]

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