熊本のオリンポス山登頂に成功

 火口を見下ろすと、えもいわれぬターコイズブルーの水がたまっている。昨年の台風の雨水と聞くが、その、カナダのレイクルイーズなみの日本ばなれした美しさは尋常ならず、これぞ彼岸の美しさならんや。降りていって微生物叢のサンプル採取を行いたいところであったが、SO2濃度が高くなったために緊急避難勧告が出て、皆々せき込みながら火口を後にしたのであった。
 思うに、ヒトの活動可能な大気組成、気温など限られたものであって、昨晩の外気温6℃に震え上がったかと思うと、本日快晴の頂上では汗をかいてしょうがない有様である。将来ほかの惑星に移住して、しらふで歩けるようにその星の環境を変えていくことができるようになるのだろうか?と荒涼とした火星の山並みを車窓に見ながらうとうととまどろむ。

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