Panasonic Lumix DMC-FZ10は、35-420 mm f/2.8 ISレンズをつけたEOS D60に相当するか?(2)

光のファンタジー2004
 営業先で、ダミーを使ってDMC-FZ10が仕事用に使えるかどうか検証。要はMedical-Nikkor 120 mmで1/1.5の固定倍率で撮影するような被写体なのだけど、FZ10をマニュアルフォーカスにして、×3〜4ズーム(105〜140 mm相当)で試すに、どうしても1/1.5倍の大きさでは合焦あたわず。このままでは使えそうになくて、クローズアップレンズでもかまさなければならないということが判明。 少しがっくりして、高速バスで不貞寝しながら天神まで戻ってきたのだが、昨日から始まった天神警固公園の光のファンタジー2004会場で発見したのが、「EOS D60ではオートフォーカスが作動しないような暗いところでもきちんとオートフォーカスが作動する」ということである。ファインダーを見てマニュアルでフォーカスを合わそうとしても暗すぎてできないようなところでも、ちゃんとフォーカスが来て、しかも、手振れ防止が作動してブレずに撮影できるということなのである。 そういう状況なら、フォーカスがロックするまでのタイムラグというのは許容範囲に入るわけである。EOS D60でコンパチな状態を実現しようとすれば、35-420 mm f/2.8 ISレンズを調達しなければならない。現在Canonのレパートリーにこういう焦点域のズームはないが、もしあったとしても100万円を越える巨大な白いレンズになることは間違いない。そう考えると、FZ10は、一眼EOSデジタルでは実現不可能な領域に突き抜けた使い方が可能であると考察したのであった。ただし、仕事カメラとしての使い道には暗雲が垂れ込めていて、少々熟慮を必要とするようである。

Tags: カメラ

本ブログではamazon associate広告を利用しています。