この住居に引っ越してかれこれ8年になるというのに、いまだに引っ越し業者さんが箱詰めしたきり梱包を解いてないものもあり。こういうのをそのまま粗大ゴミに出せば、狭いバニーハウスが少しは広々するであろうことは間違いないのであるが、何となく捨てられないでガラクタの山がさらに隆起していくわけである。
しかし、ちょっと気になることありて、TVを置いてある台の引き出しのカセットテープ類を捜索してみる。発掘していくうちに、記憶の片隅に引っかかっていたテープを回収できたのだけど、生まれて始めて自分のおこずかいで買ったScotchの90分テープが出て来たのにはびっくり。1976年9月15日にNHK FMでかかったモーツァルトのシンフォニーを録音したというのを、比較的はっきりと記憶しているのであるが、あれから28年、気がついたらカセットデッキもレコードプレーヤーもすでに(筆者の身の回りには)なし。これから28年の先、「やぢをニュース written by もーろくをやぢ(ぢぃ)」がまだ続いていて、長年日記機能で今日のこの記載を読んでくれている読者がいるとしたら(これはぜひ実現したいものである)、ビニールのレコードとか、VHSビデオカセットとかカセットテープとかは、博物館でしか見たことがないという世代になるのであろう。[音楽]