全国の歌碑2400基のうちの140基が福岡県にあるという。県内の歌碑を観光資源として活用する取り組みについての地方面の記事を読む。
朝日新聞のwebサイトで『(view)万葉歌碑、「語り」の力で観光資源に /福岡県』のクエリで検索すると、上田真美記者署名記事にヒットするようにはなった。しかし、著作権保護のためであろうか、記事のページにリンクを貼ることは容易ではない。
digital.asahi.com
一方、紹介されたパンフレット「ふくおかで万葉の旅びとになる~筑紫万葉歌碑めぐり~」(福岡県観光連盟制作)は下記webサイトからダウンロードできる。
www.crossroadfukuoka.jp
旅雑誌の特集記事にできそうな、編集の行き届いた冊子とお見受けした。
パンフレット監修に携わった万葉学者上野誠さんは、歌碑の活用促進セミナーで、冊子をつみあげておくだけではだめとおっしゃって、その地域の人の「語り」の重要性を訴えておられたという。
歌碑の応援団を耕していってほしい
このご提言は、歌碑をなんとしてもお金のなる碑にするというのとは少し違って、地域住民の方をも巻き込み、訪ねた歌碑の前で歌の作者と「歌を読み交わす」ような、あるいは一種の”聖地巡礼”のような文化的な体験を共有する狙いがあるのに違いあるまい。
筆者の(梅原猛氏の推定する)柿本人麿終焉地の巡礼体験で、人麻呂の歌は頭の中を駆け巡っていた(はず)であるのに、歌碑や鴨山五首についての記載がないのは、筆者の不調法のせいである。
はるか万葉の昔から「思ひつつあれば/生けるともなし」状況があったことを、あらためて思う。
ngarts.hatenablog.jp
www.city.gotsu.lg.jp