スターフィールド撮影2025(25)第23夜

 今年の夏シーズンは晴天に恵まれず、約2か月間欠測が続いた。また、最近白いアサインメントの番外編案件も舞い込んで、月刊Arpの編集作業がとまってしまい、そろそろ11月だというのに注目するArp銀河すら決まっていない。
 ようやく快晴の1日となって、上弦一日前の月が没する時刻を見計らって、機材を揃え、耐寒装備で観測地に向かう。まずは2か月間欠測のリハビリのために、東~南東の中天のオリオン座のM42やおうし座のM1あたりを撮像する。
 日本の各地で野生のクマによって甚大な被害を蒙っておられる方々には、謹んでお見舞いを申し上げたい。そういうなかで思慮の足りない行動のようで申し訳ないが、九州に生息する熊はくまモン1頭のみなので、この季節の夜間屋外での観測にも防寒以外格別の準備は必要としない。
 
 久々に惚れ惚れするくらい澄みきった空でうれしくてたまらないが、好天は長続きせず。雲が通りすぎるのを待って夢中で撮像するうち、皆曇となり、26時ころ撤収。
 後日記(2025-10-31)>7年前に購入したPENTAX K-70のファーストライト画像を、よくまあ臆面もなくアップロードしたものである。このたびもたいして変わるものではないが:PENTAX KP+PENTAX 6✕7 200 mm F4, ISO 1600アストロトレーサー撮影30 s ✕ 15, PixInsight 1.9.3(WBPP, MGC, DBE, bXT, nXT, SPCC, HT)処理後、GIMPでトリミング。PENTAX 6✕7 200 mm F4は、一万円以下で入手できる玉数の多い凡庸なレンズと見くびっていたが、使ってみるとASAHI Pentax黄金期の傑作レンズであって、フォーカスリングや絞り環の精密な動きには心から信頼がおける。KPとともに調達した現行標準レンズSMC PENTAX FA 50 mm F1.4は、オートフォーカスを使う前提で作られたものを、使えない前提で使おうとしている矛盾を感じている。
 そう考えると、自転車でプチ遠征観測して、オワコンのアストロトレーサー機でArp銀河を撮ることが、そもそも自虐ネタである。乏しいスキルで得たブレボケ著しい高エントロピー画像を、MGCやblurXTerminator、noiseXTerminator、SPCCなどの「Maxwellの悪魔」がよってたかって劇的にコスメティックリメイクする驚きが、唯一の救いだろうか。

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