迂闊にも皆既月食は本日8日の宵にあると思い込んでいたところ、ふと気になって確認したら7日(昨晩)深夜に始まると判明して、たいそう慌てた。
ふだんmoonshot狙いに持ち出す機材を携えて撮影場所に陣取っていたら、半影食開始30分前くらいに少しご年長の方がカメラ2台持ってお出ましになる。某有名感材メーカーの関連会社を(推定)数年前に定年退職された方で、ご持参されたカメラの一台はフォトコンテスト入選の賞品とうかがった。撮像の合間に定年退職後の徒然について談論風発。石鎚山に撮影行され、ご来光を撮影しておられることを懐かしく拝聴、お返しに自転車に乗るときのヘルメットはかぶるにこしたことはない話題を提供。しかし、さすがに本影食が始まると、撮影に集中して、皆既まであと何分とか雲の状態などの相互確認で声をかけあうだけとなる。
空模様は少し不安定で、半影食開始直後から結構厚い雲がかかって気をもんだが、本影食開始直前から皆既食開始直後までは奇跡的に快晴となる。また、本影食に入ったあたりから北の地平線近く、壱岐から対馬付近にかかる雷雲から稲光のフラッシュ引きも切らず。

皆既食中の赤銅色の月を見たのは、高校1年生の時(1974年11月30日の土曜日)以来のような気がする。そして、気がつけば感激を分かち合える誰かと観測するのも50年ぶりなり。
皆既開始直後にメモリーカードを使い果たし、若い男性おひとかたが最新機材を持って参入されたのと入れ違いに退出。
帰宅すると月の輝きが戻り始めていた。