PixInsight Core version 1.9.3

 昨年末、那覇市のサイアンティフィックミーティング(先々週開催)への出席を決めて、軽い気持ちでついでに南国の星空を眺めてこようと思ったのをきっかけにスターフィールド探険にのめり込んでしまった。また、いま思えば最寄りの市立図書館分館に図書の貸借で立ち寄った時に、パラパラ読みした星空眺望ガイド本からも強い刺激を受けた。
 那覇市滞在中は、梅雨空で星など見ることもできなかったが、空模様とはそういうものである。しかしながら買い調えたPENTAX KPアストロトレーサー撮影セット一式を背負って、ライトポリューションの影響を少しだけ免れられそうな(Light pollution mapで赤から黄色へと遷り変わっているような)ところまで自転車で遠征して、スターフィールドを探険するのが楽しくてしょうがない。
 一方で、帯状疱疹で寝込んでいる間にロメマニ本を読んで、いまどきはiPadからリモコンで電子観望したり自動追尾撮影できる赤道儀とレンズCCDユニット一式で楽しむのが当たり前と知った。普通の天体望遠鏡でガイド撮影をする50年前の楽しみ方も、PENTAXのアストロトレーサーで宇宙を探検するのも、今ではもうすっかり時代遅れになってしまっていることを思い知らされ、大いに反省した。
 また、素晴らしいスターフィールドの画像を公開されている先達が、PixInsightというソフトウェアを駆使して画像処理をなさっていることを知ることができたのも収穫であった。高機能であることに加えて使い勝手の窮屈さにもなみなみならぬ定評があることは、個人的にもひしひしと感じている。往時のNIH Imageよりも道に迷った感が強い。病床で、蒼月城さんのYouTubeビデオを何度も何度も観て、PixInsightの使い方の解説をリピート再生したまま寝落ちしたことも一度や二度ではない。それでもやりたいことから逆引きできるほどモジュール名が身につかず、もどかしさがつきまとう。結局蒼月城さんのwebページを精読して、少しずつ理解が深まってきた感がある。
unitec.cocolog-nifty.com
 昨晩寝床のハンモックに横になって、あとづけでダークフレーム、バイアスフレーム、フラットフレーム(較正用データ)相当枚数を準備した。
 そして、やっとのことでWBPP2(WeightedBatchPreprocessing)スクリプトM51子持ち星雲の画像データ数枚分を一枚にまとめることができた。PixInsightは有料ソフトウェアなので、まずは75日のfree trial版で試しているが、撮像データを読み込めるようになるのに実に30日を費やしてしまった。蒼月城さんご紹介のプレプロ(とかリニア編集とか呼ばれる)作業をおそるおそる試し、サードパーティのNoiseXTerminator試用版も導入して、背景のノイズをきれいに消してくれるAIの働きにすっかり感激した。段々に経験値が上がってきてWavelet変換で渦巻き構造を少し強調したいとか、緑色に偏っていく背景の色をニュートラルグレイに戻したいとか念願するようになる。いつか、封印を解く日が来るだろうか。

本ブログではamazon associate広告を利用しています。