8月24日の朝日朝刊のサンヤツ広告に「追悼 松岡正剛」と活字の並んだ本の広告があって、急いで新聞記事を検索する。享年80歳は、いまどきなら、まだまだ若いお年頃と言えるかもしれない。
編集工学研究所所長、元工作舎《遊》編集長。《遊》は大学生の頃、大いに刺激を受けた雑誌である。伝説となっている《全宇宙誌》は、入手困難であり、福岡県内の公立図書館のうち所蔵館は1館のみ。おそらく、1979年の宇宙論を記載した学術書として現在の視点から科学史的に読もうとされる方も、編集、デザイン、印刷の粋を極めた美術品として鑑賞したい方も、猛暑が続く間は借り出しにお出かけにはなりにくいということであろう。今なら貸出可ということである。
語る 人生の贈りもの(全14回)
digital.asahi.com
「わかりやすさ」に抵抗がある(全4回)
digital.asahi.com