オカヤマシティ訪問(2) 旧職場訪問

 6時30分にセットしたアラームより早く起き出し、JRの駅に向かう人の影が斜光線で長く伸びているのをしばし眺めながら、ポットで沸かしたコーヒーとコンビニで買ったフルーツサンドで朝食を摂る。
 開会1時間前に会場着。外観は昔のままなれど、内装は徹底的に改築されて、29年前の面影なし。
 プレゼン機材の使い方のレクチャーを受く。
 Zoom中継とのブレンドで80分間の規定時間を少し超過して演技を終了。これで今後の予定はもうなくなってしまって、肩の荷を下ろしたまま、張り合いのない生活になってしまうのかと少し恐れもあり。
 猛暑でなければ、佐藤忠良作品、大桐國光作品の3D Gaussian splattingや月吠文庫の表敬訪問などを考えてもよいところであるが、予定も詰まっており、宿舎に一旦戻って支度を整える。
 タキシーにてお世話になった方を訪問。以前手に入れた岩野勇三作品のブロンズメダルを退職記念のゴールドメダルのつもりで持参。
 次に同じ釜のメシを喰った同胞宅を訪ぬ。お母上、妹君には卒業してオカヤマに移住する際にお目にかかったことがあり、41年ぶりの再会である。早速備前焼のお茶碗でお点前をいただいたのにはびっくりした。お茶碗や花瓶はお母上の集めたものとお聞きして、41年前にはまるでそういうものが目に入ってなかったことに愕然とする。恩師のお遣いで窯元に外国からの賓客にお渡しする記念のお品を買いに行ったりしたのも、実に人生において貴重な勉強であったと、あらためて感謝する。
 お宅を辞して、同胞とともに出遊して最近受けた手術の術後の経過などを肴に創作中華で浅酌。両備バスにて宿舎に戻る。

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