HFコンバーターを作るために、ナノレベルの細工のできる半田ごてとテスターを用意しなければならない。
半田ごては、手持ちのHOZANの15 Wをおそるおそるコンセントに挿してみたらちゃんと熱くなった。かれこれ30年前に日本橋のどこかの道具屋さんか箕面のニノミヤで買ったものであるが、いまだにディスコンしていない。定番品ということだろう。まずはこれで試してみようと思う。
テスターは、父親が40年前に買ったものを、遊学にあたって譲り受けたと記憶する。結晶塗装の裏蓋をあけると、メーターの両側に単三電池のシールドケースがあることをまざまざと思い出すことができる。しかし、最後にDCアンプの調整に使ってからでも30年近くは経過している。そのシールドケースの周りが液漏れで腐食してしまっている様子まで想像できるので、今回はミニデジタルテスターを調達することにした。ほとんどワンコインでhfeを測定してトランジスタの選別さえ可能なテスターが買えるとは…。安いところでは400円以下の業者さんもあるが、送料別の場合には注意が必要である。送料込みでは700円弱というのが最安値のようである。ただし、筆者のような心配症には、トラッキング不可のメール便なのが気がかりである。
中華エレクトロニクス製品を買うのに、わざわざ楽*に行く必要はなくて、amazon.co.jpで探せるものだということがわかった。