降ったりやんだりの一日。家族は全員外出にて、留守番をしながらごろごろと過ごす。
夜中に愛好者三號で全国の民放局の周波数に合わせてみると、意外にもほとんど明瞭に受信できるのに吃驚。もともとの送信出力が数〜数十kWと大きいため、受信しやすさは燈台放送(50 W)の比ではない。AMラジオ局詳細データでは、混信しやすい局を周辺国のものまで含めて網羅して下さっていて、大変分かりやすい。韓国や中国の放送と周波数がかぶる局もあるが、ラジオのバーアンテナの指向性を利用すると、直交する方向の放送は分離して受信できるのが面白いところである。すなわち、日本の南西の端に位置する当地では、ラジオを東北東〜北東の方向に向けると、大陸方面からの電波の影響を排除しながら日本列島を見通すことができると気がついたのである。その反面、九州南部や沖縄の方向に向けると、反対側に大陸が横たわっているから、周波数によってはこの方面の局は分離が難しい。沖縄で言うと、琉球放送は混信がひどいが、ラジオ沖縄は明瞭に聴こえる。