このとき購入したのを継続使用してきたとは考えにくいのであるが、高貴な紫色の保冷トートの底に大きな穴があいていることに気がついた。原因は自転車の前カゴのステンレスの網とバッグの中のノートPCとの間の摩擦や剪断力である。いつの間にかiPhone用の1 AのACアダプタが軽々と通過できるほどのサイズにまで成長しており、さすがに具合が悪いが、シーズンオフにてエブリデイロープライスのお店に同等品の在庫なし。
そこで、やむを得ずNikon アクショントートにThinkPad X系とT系1台ずつとiPad1枚、ACアダプタ類に外付けHDなどを詰め替える。ファスナーを閉じるのにほぼぴっちりした感じになって、ThinkPadのACアダプタを一つ積み残しという塩梅である。
平成12年度グッドデザイン賞受賞した本アクショントートをヤフオクでせりおとして12年である。当時の販売価格は12,000円であったというから、4,000円程度だったのであろう。現在は廃番になっており、10,000円くらいのお値段のついた中古品が見つかる。このお値段の半分以上は12年間分の保管料と考えられる。生地はくたびれてきたものの、きちんと衝撃緩衝材が配置されている安心設計で、縫製もしっかりしている。それでも、中のスポンジの経年劣化は間違いなく起こっている。
このまま使い続けると何年かのうちにこのトートバッグも使いつぶすことになると予想する。ほぼ同型デザインのZero Halliburton ZSIビジネストート(W39×H31×D13 cm)やRixen & Kaul Allegra KT-817(高さ220×幅330×奥行き140mm 容量 : 5L)は現行品として入手可能のようであるが、保冷トート10年分くらいのお値段である。いずれもNikonアクショントートMの奥行き方向のディメンジョン(38.8 x 34.4 x 20.8 cm)には足りないようなので注意を要する。