夕方超餓鬼ホームセンターにシャンプーを買いに行って、《自転車用LEDバルブランプ》を見つけ、つい買ってしまった。夏の帰省の際に百均でブルーLEDのバルブライトを探し出した時には、福岡市にはないレアものを見つけた気になっていたが、実際のところは、そこにあるものをそれと認識できなかっただけであることがはっきりした。
豆御殿号両輪に付けたブルーLEDのライトのうち、後輪の方は颱風何号かの強風でやられてバルブプラグの上半分ごと吹き飛ばされてしまったので、その補充という意味合いもあるが、本バルブランプの特徴は、何といっても光を散乱させる透明プラスチックのスティック部分が3 cmもあり、根元のずっしりしたステンレスのリングの質感と相まって真空管か遠心管を1ペア購入しているかのような気分になれるということだ。もちろんペアのチューブを買うというようなハレの日が人生の中でもそうそうくるものではない。未だ来らずの筆者など、399円で疑似体験しておこうということだ。
また、振動センサーの感度が高く、走っている間点滅のやむことがないのも特筆すべき点である。前のものは段差に乗り上げるなどかなり振動を与えない限りスイッチが入らず、ほとんど光らずに走っていたので、それと比較すると夜道を常時ピカピカさせながら走るのは気恥ずかしいのであるが、黒い服を着て耳にイヤホンをつけて「私を轢いて」と言わんばかりの歩行者の皆さんに、目立たないとアブないゾキャンペーンを行って啓発していく意味あいで暫らくは使って見たい。
なお、パッケージ裏の説明文の末尾には、「盗難をさけるため、使用しないときには外しておきましょう」との記載あり。