黄金週間最終日


SDカードの救出にかかりきりであった前半、理想の機材ケースを作りつつ長征一式で遠出をしたり、津屋崎で地学散歩のできた後半を振り返りながら、やぢをニュースを執筆。最終日はおとなしくしておいて、連休明けにスムーズなスタートがきれるようにしたいと念じ、Beans Houseで百均にスポンジの買い出しに出かける。風が出て、Beans Houseのギア比ではパワー不足を感じるところである。これはいよいよフォールディングママチャリだなと感じながら戻ってきた。
次の計画は、地下鉄箱崎線西鉄を乗り継いで昨日撮りそこねたBeeeeの螺旋階段を撮影に行って、近くの人丸神社に参拝し縁起を知るというものだ。西新駅まで走って行って輪行袋に入れて地下鉄、西鉄を乗り継ぎ、和白駅でアンフォールドして目的地を回り、また輪行袋に納めて戻ってくる。結構重いので、移動する距離を切り詰めたい。Google mapでルートマップを作る。片道21.2 km。
ルートを検討し、計画を立てながら静かに最終日が暮れていく予定であったが、西新までどのくらいで行けるのか、ひとつ調べてみようではないかということになった。十年前に百地浜のGAPで買って、ほとんど使っていなかったバッグが、畳んだ輪行袋を携帯するのにぴったりのサイズであり、ストラップをハンドルにかけて、前の荷台に置けることがわかったので、その運用テストをかねて出発。
 走りだしてみると、なかなかイケる。30分もかからず西新に到着。足を伸ばして福岡市美術館中庭の佐藤忠良作品を鑑賞してもまだ日が高い。さらに足を伸ばして福銀本店彫刻の庭が改装中であるのにショックを受けて、偏西風に吹き飛ばされるようにこのようなコースをたどり、福岡市美術館から約80分、日没直後にBeeeeの螺旋階段の撮影に成功。西日は逆光になる方角から差すのが、昨日撮影をためらった主な原因であった。日没直後の優しい光に美しくサインカーブが浮かんでいるのを実にうれしく思う。壁や屋根も含めて構成された魅力的な幾何学的空間。機会があればこういう家に住んでみたいものである。
 さて、往路の平均時速は12 km/hであった。フロントギア52T、リアのトップ・ギア14Tであることから計算すると、平均34.3 rpmでペダルをこいでいたことになる(後日記)。歩行者を追い越したりすれ違う時には徐行したが、途中数キロにわたり、MTBおやじの後ろにぴったりついてプレッシャーをかけるママチャリじじいの役もできた。もう一段高いギア比があれば、勝負できたかもしれないが、歩行者や車を避け信号を守って街乗りする限り、Beans Houseのような20インチ車でも27インチのロードレーサーでも平均速度にそれほど変わりはないということであろう。
 

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