今年のはじめに西海岸に行って驚いたのは、Nepucaよりも防寒性に優れた上着を、Nepucaよりも安く調達できるということであった。厳冬期には防寒肌着の上にシャツセーターなどを重ね着して、さらにその上にNepucaの上下を4枚ずつレイヤードしていた船外活動を、今のところわずか3枚でこなしている。その秘訣は素肌にボアを着ることにありそうなのであるが、今年は気温が例年比10℃程高いこともあるが、汗だくになって困っている。
そういうわけで、数着あるNepucaハーフコートのうち、着脱の際に(なぜか)右の脇の下が破れてしまったものを廃棄することになったので、外殻のナイロンタフタ生地を切り取ってカメラ用のレインコートを作ろうと思い立った。望遠レンズのカバーのために、袖部分を、本体のカバーのために背中部分の一枚布を切り取る。端にマジックテープを熱着すれば、それだけで実用になりそうに思う。