東京大周遊

 ピギーバックを引っ張って西新宿五丁目駅へ。本日の残された時間をどこにピギーバックを置いて過ごすか考えながら、浜松町方面に向かう。が、ピギーバックがかなり重いのが気になって、結局(反対周りの方が早かったに違いないが)ぐるっと回って上野御徒町駅に出て、山手線乗り換えで秋葉原駅に至る。駅2階に大型コインロッカー群を見つけて身軽になる。そのまま中央線で四ツ谷駅まで出て、某有名大学の偵察。
 とろとろ牛すじシチュー定食800円@こりゃうめぇ
 お昼ごはんは、早めに年越しの尾道ラーメンをいただこうと、水道橋駅まで戻って白山通り沿いのラーメン屋さんを捜すに見つからず。次点のメニューはシチューである。駆け出しの頃元ボスに連れられ、御茶ノ水駅の向かいの地下の洋食屋さんでビーフシチューをおごってもらった記憶が、その根源にありそうである。通り沿いの看板でとろとろ牛すじシチュー定食800円を見つけ、「こりゃうめぇ」に入る。ただし、とろとろすぎて牛すじの所在詳らかならず。
 そのまま神保町のいざわ書林に、筆者が分担執筆した本の売れ行きをチェックに行くが、いまだ売れていないようである。明倫堂書店、村山書店を回る。年を取って興味の広がりがなくなったのか、セレンディピティなめぐり合いというのがなく、がっかりしてミロンガにて小休止。忙しいのか、お水も出てこずオーダーも取りに来てくれない状態であったので、懐からコクヨスケッチブックと万年筆を取り出して旅日記を補完していると、お店の方で気がついてくれる。佐貫亦男氏直伝の方法なり。それで、書いているうちに、村山書店で拝見したミノルタのRokkorレンズの解説本が、新しいロッコールワールドの入口になるのではないかと心づく。ミロンガブレンド(600円)を堪能した後、村山書店に引き返して購入。
 その後、空間感覚が狂っているようなのであるが、小川町まで移動して秋葉原に戻る。端から端まで歩きまわって夕暮れを迎えるが、あまり荷物を増やしたくないという気持ちが強く、まったく何も買わない状態であった。
 しかし、つくもにて特価のタッチパッド搭載ワイヤレスキーボード(4,980円)を見つけたところで火がついて、浜田電機2階で補修用2.5インチハードディスクのついでに特価のBluetoothステレオヘッドフォンmBandR(2,850円)を購入。やや早めに秋葉原駅を出発して、浜松町経由で羽田空港第2ターミナルへ。昨日の騒動でデータが消えたのであろうか、バゲッジチェックインカウンターで「お客様、予約が見当たりません。」と言われ、iPhoneに届いた搭乗前日のお知らせを見せて調査を依頼する。で、結局座席予約がまだであったということであった。バゲッジを放り込んで、セキュリティチェックインもくぐり抜けて、63番ゲート付近の売店で久々に肉の万世の万かつサンドを購入して出発ロビーにていただく。搭乗したB767-300は、往路の時とは違ってシートに押さえつけられるような加速感をもって19時53分に離陸。その後は順調なフライトで、座席のすき間から前席の方がAMS-TeXを用いて行列式まじりの論文を書いているのを観察したりするうちに福岡空港への降下がはじまった。

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