日干し煉瓦社の「曲芸5.0」というソフト(フリーの「曲芸観覧者」にあらず)で、昨晩のA*Pのposition paperのPDF文書を綴じて、合本にできないかといろいろやっているうちに、ネットワークにつながっている状態なら、webページを表示できることに気がついた。ブラウザの画面の中に「曲芸観覧者」のプラグインが開くのは日常茶飯事であるが、これは「曲芸」の画面の中にブラウザが開くという逆転現象である。
しかもwgetのように再帰的にサイトのディレクトリを掘っていってサイト全体を根こそぎ読み出すスイッチまでついている。ゲットしたページは、ひとつのPDF文書に順次追加されていくが、保存の時にしおり(各webページへのリンク)がつくことと、PDF文書自身に含まれるwebページへのリンクが張りなおされるため、オフラインでもPDF文書内で参照できる自己完結したファイルに仕上がる。
保存したPDF文書を「電子本の読み手2.0」で開くと、外のサイトへのリンクもちゃんと有効になっているため、いま見ているのが手元のファイルなのか、インターネット上のファイルなのかわからん、融合状態になっている。
つまり、HTMLとスタイルシートでデザインしたwebページは、「曲芸5.0」をフィルタとして、デザインやハイパーリンクを活かしたまま「電子本」にできるということになる。これはなかなかすごいことで、「電子本」の続きをwebからダウンロードしたり、その際パスワード保護したり、課金したりといった離れ業も簡単にできそうである。
陳旧化した技術に今ごろ感激しているタコとののしられそうであるが…